サラリーマン定年と老後を考える

シルバー世代への応援歌
如何にして生きるのか? 人生とは? 幸せとは?
超高齢化社会の到来とともに今現代日本で起こっている諸問題を考えます。
老後破産、老後難民、下流老人、孤独死、放置死、熟年離婚、人間関係の希薄さはどうして起こるのか? いったいどう対処すればいいのか? どのように生きればよいのか? 釈元浄が独特の感性で切り込みます。

時間の流れと老後

時間の流れとは何だ
時は本当に流れているのか、もしかしたら止まったままなのか
時計の針は12時間たてば必ず元に戻る
 
もしかしたら動いているのは周りだけで
わたしの時間は止まったままなのかもしれない
 
何も考えず、何かを無心でやっていれば
幸せは転がり込んでくるような気がする
 
何も考えず、今日一日を無事に乗り切れば、明日もきっとうまくいく
邪心を捨てて、頭の中から煩悩も振り払って
何も考えず、事を行う
 
一番の悪は
邪心、欲望、煩悩、見栄、プライド、嫉妬、嫉み、焦り、野望、未来、期待、明日、夢…
もしかしたら、明日が来るからいけないのかもしれない
ずっと今日のままでいれたならば
今が永遠に続けば
これほど素晴らしいことはないのかもしれない
 
人は何のために動くのか
生きるために最低限のことだけに体と口を動かせばいい
必要以上に動けば、どこか歯車がくるってしまうし疲れてしまうから
出来る限りじっとしとけばいい
生きるために最低限のことだけ動けばいい
 
時の流れを最低限に抑えるのだ
速めてはいけない、自分から速めてはいけないのだ
 
ゆっくりとゆっくりと生きればいい
そうすれば歳を取るのもゆっくりと歳を取る
急げば早く歳を取ってしまう
もったいない、人生の時間を無駄にしてはいけない
 
底辺でうごめく人たちと、頂点で急ぐ人たち
どっちが幸せなのか
頂点で急いでいるうちに人生は終わってしまう
底辺でもたついているうち時間はゆっくりと流れる、止まったようにゆっくりと
いったいどっちが幸せなのか
 
音も要らない、美食も、酒も煙草も女も
もしかしたらそれらのもの何ひとつ生きて行くのには必要のないものかもしれない
 
今日の格言
「愛情とは年月だ」
 
素晴らしいお墓……
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65歳の孤独

仕事をするということ
前に進むということ
いろいろ考えてはいけないことなのかもしれない
いろいろ考えてしまっては手が止まる、動きが止まる、思考も止まる
考えてしまっては良い結果は生まれない
と言うよりも仕事が前に進まなくなってしまう
 
まず前に進める、いろいろやる、とにかくやる、人の3倍やる
考えずやる、仕事をするということ
考えずにやるということが大切なのだ
それは仕事がはかどる、よく進む秘訣なのかもしれない
 
何も考えずに、余計なことを考えずに人の3倍働く
あなたはそれが出来ますか?
 
考えすぎてもしょうがない
考えすぎると心が止まる
心への血の循環が悪くなる
血の循環が悪くなれば、病気になる
心へ酸素がいかなくなる
そうなればまた病気になる
それは人体の、人の心の宿命なのだ
 
とにかく人の体も心も
血のめぐり、酸素のめぐり、新陳代謝を
浴することだけを考えていれば
体も心も健康を保てる
そんな気がします
 
人生はいろいろあるのだ
上手くいかないことも多い
上手くいかないことの方が多い
人はそんなときに何かを心の拠りどころにして生きる
出世をよりどころに生きている人種は(サラリーマンにはやたら多い人種である)
上司、特に会社のトップの評価を拠りどころにして生きながらえる
評価が途切れでもしたらまさに死活問題なのだ
トップが変わって、キャリアを終わらせる人間も多い
昨日まで肩で風を切り社内を闊歩していた人間も
トップが変わった途端、乗っていたレールの上から脱線し失脚する
サラリーマンの悲しい性だ
30年以上耐えに耐え評価だけを拠りどころに生きてきた人間が
一日にして30年間の苦労を水の泡にしてしまうのだ
それも自分を評価し続けてくれた人間が失脚したというちっぽけな理由だけで
 
たとえ運よく失脚しなくとも、運よく常務や専務まで出世したとしても
65歳間近になると、今までご苦労さんとトップの鶴の一声で退任させられる
わずかな退職金(慰労金)をもらって
とたん翌日から暇になる、あれほど鳴り響いていた携帯電話もピタッと鳴らなくなる
誰も連絡してこなくなる、ゴルフの誘いさえピタッとなくなる
おまけにこちらから電話し招集をかけても、現役時代あれ程目をかけてやり自分の子飼いだと思って目をかけてやった部下まで、なんやかんや理由を言っては出てこない
誘われて迷惑そうな声まで出す始末
 
疎外感と孤独感で胸が詰まる
振り返って俺の人生はいったい何だったのかと落ち込み暗くなる
現役時代あれ程活力と責任感に満ちていた人生が
一日にして暇ですることのない孤独な老後へと変貌してしまうのだ
おまけに一日中家に居れば嫁にまで疎んじられ、熟年離婚を切り出される始末
子供たちは知らん顔して寄り付きもしない
 
一切合切どうなってしまったのだ
今までコツコツと真面目に努力してきた人生が、退社を境に地獄へと変わってしまう
所詮会社人間など、真面目なだけが取柄で面白くもなんともない
酒を飲んでも「お前は酒に飲まれ過ぎる、酒を飲んでも人の悪口を言ってはいけない」
と上司面して説教を始め「そういうところがお前はダメで、だから出世できない」と
おれは人間が出来ているから出世出来たのだと言わんばかりに語り始める
ユーモアの欠片もない人間が出世していくのだが
酒を飲んで酔っ払って人の多少の愚痴を言って何が悪い、酔っ払って多少羽目を外して言いたいことを言うから酒を飲んでいて面白いのではないのか
おまけに俺は引退の身だから割り勘で頼むと言い出す、人間がセコイ
そんな人間が大真面目に「人格」と言う言葉を口にする
「お前はどうなのだ」と言いたい
 
おっと、わたしは今酔っ払っているわけではないのですが、わたしも出世は出来なかった身、つい力が入ってしまいました、ご勘弁を
 
まあ、他人のことなどどうでもいい、自分自身が退職後そういう境遇や心境に落ちないように気を付けるだけだ
 
何処の会社でも、退職した、元専務と元常務それに元監査役などが連れだって、地方の温泉地へゴルフ旅行とかに行くものだ
「いや~なかなか毎日忙しいものですな~、この間は、日程が合わなくて行けずごめんなさい、なにせあの日は久しぶりに娘が孫を連れて遊びに来たものですから」
「昨日など妻がフィットネスクラブへ行くというもので、送り迎えですよ」
「こちらこそ、この間は飲みに誘ってくれたのに行けなくてすいませんね、家内が久しぶりに家出夕飯を作るって言い出すもので」
飯もろくろく作ってもらっていないのか
哀れさを通り越してむしろ同情してしまう
悲しい男たちの末路だ
 
これは素晴らしい……
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老後貧困

結論から言おう
サラリーマンをいつまでも続けていても何もいいことはないということだ
良いことどころか、老後破産に陥る現実さえも可能性を持つ
老後破産に至らぬまでも、食って終わりの生活が残り30年近く続く
「そんなに長生きなどしたくない」嫁は言うが
はたして都合よく死ねるかどうか、平均寿命が日本の女性の場合86歳まであるのだから
だからと言ってサラリーマンを簡単にやめるわけにもいかない
やめるにやめられない、食っていかなくてはいけないのだから
続けても地獄、やめても地獄
う~ん、いったい我々サラリーマンはどうすればいいのか
自己防衛しかない
何かを始めるしかない、投資でも起業でもアルバイトでも副業でも
「どっちに転んでもなんとかなる」状態にしとかなければいけない
それもまだ多少若いうちに(55歳ぐらいまでには)
体もまだ無理がきき、気力も残っていて、人のつながりもまだまだあるうちに
これはサラリーマンをやめてからいくら頑張ろうと思っても
体は無理がきかず、気力もなえ、頭の回転も鈍くなっている
何よりも現役を退いた人間など誰も振り向きもしなくなる
人間関係が希薄になる
これは一般常識だ
それならば、まだ現役バリバリの内に(もうバリバリとはいかないが)
何かを起こしておかなければいけないのだ
失敗しないように、無理をしないように、傷も出来るだけないように
用心に用心を重ね、それでいて大胆に勇気をもって、ある程度強引に
事を進めてしまわなければ、いちいち周りの意見を聞いていたら何も出来ないし前に進まないに決まっている(正解だ)
それに長年連れ添った嫁、やはり嫁は心の拠りどころであり支えだ
絶対に手放してはいけない
(離婚でもすればとたん収入が半分になり生活が苦しくなる)
熟年離婚は老後貧困に陥る主な原因にもなっている
 
もう会社の仕事など適当でいいのだ
首にならないぐらいで
一生懸命やったところでもう先は見えてしまっている、終わりの年数まで決まっている
たとえ奇跡的に出世したところで昇給などたかが知れているし昇給したところで
老後破産に陥るリスクは消えない
 
そうであるならば本当に仕事など首にならないぐらいに適当にやっておけばいいのだ
(わたしは今まで33年間手抜き仕事以外したことがない、それだけは自信がある、なんの自慢にはならないが)
そういう面では今の会社に礼を言わなければいけない、こんな不良社員をよく今まで面倒を見てくれました、あともう少しだけ(うまくいって2~3年だけ)よろしくお願いします
 
こんなのもありますよ……
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