サラリーマン定年と老後を考える

シルバー世代への応援歌
如何にして生きるのか? 人生とは? 幸せとは?
超高齢化社会の到来とともに今現代日本で起こっている諸問題を考えます。
老後破産、老後難民、下流老人、孤独死、放置死、熟年離婚、人間関係の希薄さはどうして起こるのか? いったいどう対処すればいいのか? どのように生きればよいのか? 釈元浄が独特の感性で切り込みます。

社長はいい、だがサラリーマンと違ってハイリスクハイリターンだ

今の幸せを味わっている。一応会社を経営していて社長をしている。社員は少ないがだが社長はいい。やりたい放題出来る。出勤時間も退社時間もない。出勤日も休日もない。やりたい仕事だけして、やりたくない仕事は断ればいい。仕事が入ったときに仕事する。だが仕事がなければ、金策に奮闘しなければならない。金持ちになれる可能性もあれば、うまくいかなければ破産し奈落の底に落ちてしまう可能性もある。サラリーマンと違ってハイリスク、ハイリターンだ。だが夢も希望も残る。幸せだ。人生はこうでなくちゃいけない。安定を求める人生なんて幸せではない。現状維持を望む人生も幸せではない。人生はハードで刺激的で本来幸せでたまらないものなのだ。
 人生金がないのはつらい。金策に走り回らなくてはならなくなる。それでも金がないことより人生幸せでないことの方がつらい。
私たちは今、持っている者がますます肥え太り、持たざる者がいつまでたっても何も持てない世界に生きている。持っている者が勝ち、持たざる者が負ける時代に、あなたは何か持っていますか? まあまあの学歴がある。一応一流企業に勤めている。50歳を過ぎようやく課長になった。60歳定年退職後65歳までは再雇用制度で働かせてもらえる……
だがはっきり言ってそんなもの何も持っていないのと同じだ。
 だが私は会社を持っているから何とか人が側にいる、そんな気がする。もし私が会社を持っていなければ、誰が側にいただろうか。たぶん嫁も子供たちや家族にでさえ見放されていただろう。そんな私にかろうじて人が周りにいるのは会社を持っているからだ。まだ銀行もそんなに多くはないが融資もしてくれる。それが社会の仕組みなのだ。


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